細分化
人事関係の仕事をしているが、最近気になるのが「細分化」。
「採用は採用担当」
「給与・社会保険は給与担当」
「昇格・異動は異動担当」
「退職は退職担当」
というふうに細かく担当者が分かれている。
お医者さんで言うと「内科」の中に「腎臓内科」「心臓外科」・・と分かれている感じ。
私はこのやり方にあまり賛成ではない。
効率的だし、いい面もたくさんあるのだろうが、
たとえば、
「新しく採用する人のキャリア(異動)プラン」だとか
「定年退職者が再雇用になる場合の処遇」だとか
複数をまたがるテーマのときは悪い面が目立つ。
人事なのに労働基準法を知らなかったり、
人事なのに基本的な残業代の計算ができなかったり、
人事なのに自分が退職するときどうしていいかわからなかったり、
要するに自分の担当以外知らないことになるのだ。
基本的なことくらいは全部押さえておいて、その上で得意分野を伸ばしたほうがいいように思うのだけど。
よその会社行った時に困りまっせ。
余計なお世話か。私も年取ったかな。